たたらの歪み

最近、陶芸家なかまの方が、
「たたらのお皿を作ったら歪んで半分以上ダメになるので、なにか歪まない方法はないですかー?」
って、質問を投げかけていて、コメントでやり取りしました。

たたらは私も歪みに悩まされてるので、私も色んな人から伝授された知りうる情報をお伝えしてみました^_^;

で、気づいたのが、私が当たり前と思ってやってきた事も、以外とほかの方は知らなかったり、またその逆もしかり。
そもそも私にとっての「当たり前のやり方」だって、最初は知らなかった知識だったしね。

私が色んな人から伝授された、たたら皿の作り方は、現時点ではこんな感じです(笑)

1.よく菊練する。
片方菊練したら、お尻だった方を頭に返して逆からも菊練する。


2.菊練した軸を縦にしてつぶす。
スライスしたら、なるとになるように。
大きなサイズの場合は、スライスしないで一枚づつ作る。


3.作る厚みよりも1~2mm厚いたたら板でスライスする。


4.ヘラでよく撫でて、粘土を締める。
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切った跡がすっかり消えるまで、両面。


5.作る厚さのたたらで、伸ばす。
伸ばす方向や裏表を何度か変えながら、全体に同じように圧がかかるように。厚みを均等に。


6.模様を型押し(私の場合)
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たたら板したまま。


7.型紙あてて切る。
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私はカッターで切ったり、針で切ったり、作品に合わせて変えます。
凹みのあるデザインのときは、凹みが鋭角にならないように気を付けてます。
そこから切れるから。

8.角をつぶす。
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指の腹や、なめし皮を駆使して、粘土を締めるのを意識して、ていねいに。

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裏も。
凹みのところは切れやすいから、特にていねいに。


9.型に合わせて、とんとんする。
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デザインによって、型だったり、手で形にしたりですが、型のほうが効率いいし歪まない気がする…。


10.サイン入れる。
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たまに忘れる。

11.型から外す
端っこを少し浮かせてから逆さまに返し、空気を吹きこみ型から外す。
カーブの角度や形を整えてから、砂袋で真ん中をとんとんする(ダメ押し)

ちなみに、型から外す時、私はコンプレッサー代わりにパソコン用のエアダスターを使ってます。便利!


12.模様にテクスチャをプラス
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ドベを塗ったり、引っ掻き模様をつけたりして、テクスチャをつける。
模様が消えない程度に、かつ、味わい出るように、以外に気を使って塗っている。


13.重しを乗せて、ゆっくり乾燥
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実は乾燥がいちばん気を使うかも知れない…。
今まで、焦って乾燥させて何度ひび割れさせたことか…。
急乾燥は絶対にひび割れする。
教訓。でもまたやらかす。
最後の追い上げで、ひっくり返して水分飛ばす。
少し大きな作品は、お皿立てに立てかけて乾かしたりもします。


私の場合は、だいたいこんな感じです。
でも、これだけいっぱい手を尽くし、神経を使っても、歪む時は歪むのです…(+_+)
何がいいんだか悪いんだか、わからなくなりますが…^_^;

もっともっと、作家さんそれぞれに色んな技を持っているので、聞いてみると新たな発見があります。

あと、粘土によっても特徴があって、歪みにくい粘土や、粘土を混ぜると歪みにくいとかもあるので、お取り扱いしている材料屋さんに聞くって手もあります。
なんたって、いちばん情報を知ってるのは材料屋さんだと思うので。

そんな感じで、歪みとは永遠の戦いになると思うので、いい方法があったら私も知りたいです(笑)

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そんなこんなで、豆皿いろいろ、いっぱい作りました(笑)

歪みませんように!



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by nagomi-zu | 2016-12-28 03:57 | 製作のようす | Comments(0)

北海道の田舎町でアンティーク風のやきものを作っています。


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